カミングアウトレターズ

先日休みが平日にあったので読んできました。カミングアウトレターズ。結構読むのが大変でした。大変というのは文字が細かいとかではなく、精神的にということです。涙で全然進まなかったのでついに借りてしまいました。

 

借りてきて家に放置して、平日は家を出て帰ってきたら人が入った形跡。結構ヒヤヒヤするものだと持ち帰って始めて知りました。見られたら人生が終わる爆弾を持っているのと同じ気分です。そういえばこのブログもなんとなくで書いてるけど、これも見られたらもう全部終わっちゃうんだなあ。

 

さて。息子にカミングアウトされた母親の手紙で、人を殺してしまったと言われたみたいに怖かった。という表現がありました。人を殺してしまった。私も友達にカミングアウトする前に、もし私が殺人犯といったらどうするときいたことがありました。それはその場の、なんとなくの思いつきで言ったんじゃなくて、私にとってカミングアウトとは、人を殺したことがあるんだと言うのと同じようなものでした。それくらい私には重かった。でもそれを言われる親の方もそう感じるくらい重いということがこれを読んでわかりました。

この本を読んで涙が止まらなかった文が1つあります。それは息子にカミングアウトされた母親の言葉でした。

「なぜ子孫を残す役割のために生まれない人達がいるのか答えがあるのだとしたらそれは人生の不思議さや豊かさ、可能性を人類が学ばなければいけないからじゃないか」

こんなことを言ってくれる人もいるんですね。当事者が言うのではなく、これを非当事者が言っているということに涙が出ました。この本を読んでよかったと、今はそう思います。